最初は、ただ一つのコメントだった。
いつものように記事を読んで、
いつものように言葉を返した。
それだけだった。
でも、そのやり取りは、気づけば一つの記事になっていた。
きっかけは、monaさんの記事。
テーマは「継続」。
その中に、こんな言葉があった。
「しれっと続けました。」
「三日坊主でも、五日目からまたしれっと再開したらいいと思うんですよね。」
その二つの言葉だけが、不思議と残った。
継続というと、
努力。
根性。
毎日。
そんな言葉を思い浮かべる。
でも、「しれっと」という四文字は、少し違う景色を見せてくれた。
止まってもいい。
また戻ればいい。
その考え方は、文章を書くことにも、どこか似ていた。
思わずコメントを書いた。
返ってきた言葉も、どこか肩の力が抜けていた。
そのやり取りを眺めているうちに、
気づけば、自分まで少し力が抜けていた。
気づけば、
記事の生まれ方も変わっていた。
誰かの一言が、
自分では見えていなかった景色を見せてくれる。
その言葉を受け取ると、
また別の文章を書きたくなる。
だから私は、こんなことを書いた。
「交流しててコレイケる!ってありません?
最近僕のポスト記事はこのパターンなんですよ。
一部の団員からはナンパ記事って言われるんですけど……。」
もちろん冗談だ。
でも、少し考えた。
私が書いているのは、会話ではない。
会話のあとに残ったものを書いているのかもしれない。
その流れで、私はこう書いた。
「前回の僕のポスト記事は、作る前の構想段階から番付1位確定と思いながら作りました。
はじめて自分の記事で泣けましたからね。」
返ってきたのは、
「ナンパ記事という新しいジャンル……🫢
団長の1位獲得、応援してます!」
という、思わず笑ってしまうコメントだった。
私は返した。
「今日のはナンパ記事じゃないですからね。
感動の実話ですからね。💫
読者を信じてるから、1位ですよ。
番付で負けても、
読んでくれた人からは1位をもらえるはずですから。」
送信したあと、自分でも少し驚いた。
考えて並べた言葉ではなかった。
自然に出てきた言葉だった。
もちろん、順位は気になる。
でも最近は、
順位より先に、
読んでくれた人の顔が浮かぶ。
その人が返してくれた一言。
そこから、また次の文章が始まる。
最後に返ってきた。
「ん? フリではない……か?🤔笑」
その一言で、
少し熱くなっていた空気が、ふっとほどけた。
そこで、記事の最初を思い出した。
「三日坊主でも、五日目からまたしれっと再開したらいい。」
あの言葉は、
記事を書くことにも当てはまるのかもしれない。
公開して終わるんじゃない。
誰かが読んで、
誰かが言葉を置いていく。
その言葉を受け取って、
また、しれっと続きを書き始める。
コメント欄を閉じた。
それでも、不思議と終わった気がしなかった。





