歌記事はココ(suno)
血液検査室では、数字を見る。
でも、数字だけを見ているわけではない。
赤血球が減っている。
貧血がある。
血小板も少ない。
APTTとPTが延長している。
フィブリノーゲンは低く、FDPとDダイマーは高い。
一つひとつなら、ただの異常値かもしれない。
でも、これだけの変化が同時に並んだとき。
私のいる検査室で、これに気づかないものはいない。
急性前骨髄球性白血病を疑うデータだ。
ここからは、急ぐ。
血液像を確認する。
白血球は少ない。
その、少ない白血球の中から探す。
ターゲットは、前骨髄球。
顕微鏡を覗く。
見慣れた細胞の中に、見逃してはいけない細胞がいる。
もし、そこに前骨髄球が見つかれば、すぐに次へつなげる。
APLは、時間との勝負になる。
疑った段階で、遺伝子検査の結果を待ってから治療を始めるわけではない。
治療を急ぐ。
その一方で、骨髄検査や遺伝学的検査などが進められ、診断の確定へ向かっていく。
急性前骨髄球性白血病は、急速に進行し、重篤な出血などによって短期間で命に関わることがある。
だから、この病気では「早く気づく」ことに意味がある。
今は治療法が確立されている。
早く疑い、治療につなげることができれば、多くの患者さんを救える病気になった。
でも。
見つけられなければ、その治療にはたどり着けない。
機械は、異常値を教えてくれる。
でも、異常値の意味までは教えてくれない。
なぜ、この数字になったのか。
この組み合わせは何を示しているのか。
次に、何を確認するのか。
そして、どれだけ早く伝えるのか。
血液検査室で働くということは、検査結果を出すことだけではない。
数字を見る。
その組み合わせを見る。
そして、その先にある細胞を見る。
その細胞を見つける。
そして、次につなぐ。




日々数値をみて下さる方がいるから、繋がるいのちがありますね…🥹
ありがとうございます。
わたしは鉄欠乏性貧血治療中なので
ますます血液検査の結果と日々の食事と向き合っています!
感謝ですね🙏
聞き覚えのある名前が、続々と。確かアンディ・フグさんもコレじゃなかったかしら?知り合いの娘さんは妊娠後の採血でわかったと言う奇跡もありましたね。今も元気になさってます🤗